こんにちは、YellowMagicGamer です。
今回は、IT系プロジェクトマネージャーとして、押さえておくべき2つの組織をご紹介したいと思います。
- 独立行政法人 情報処理推進機構
- プロジェクトマネジメント協会
何故この2つなのかというと、どちらもプロジェクトマネージャーをやっていく上で取得しておいたほうが良い資格認定試験を実施している組織だからです。そして、どちらもプロジェクトマネジメントに関する役立つ情報が充実しています。知ってて当然と思われる方も多いとは思いますが、意外に知らない人もいるので、記事にしてみました。
ちなみに、みなさんは、プロジェクトマネジメントの資格をお持ちでしょうか?
資格取得については賛否両論あると思いますが、プロジェクトマネジメントに限ると、資格保持が契約の条件だったりしますので、取得しておいたほうが良いと思います。
独立行政法人 情報処理推進機構
通称「IPA」(IPA:Information-technology Promotion Agency, Japan)。
経済産業省所管の独立行政法人で、「情報セキュリティ」、「情報処理システムの信頼性向上」、「IT人材育成」という3つのミッションを持つ組織です。
経済産業省がおこなう国家試験「情報処理技術者試験」の試験事務を実施しているところ、といったほうが馴染みが深いですかね。「プロジェクトマネージャ試験」は、この情報処理技術者試験のひとつになります。
IPAには、情報処理に関する多くの成果物が公開されていますが、特におすすめなのが、ソフトウェア高信頼化センター(SEC:Software Reliability Enhancement Center)です。ここは情報処理システムの信頼性向上に取り組んでおり、関連する様々な報告書や成果物を公開しています。SEC BOOKというブランドで出版物も発行しています。
最近では、「ソフトウェア開発データ白書2016-2017」という報告書が発行されています。この報告書には企業へのアンケート等で収集したデータを元に、規模と工数の関係、工数と工程の関係などの分析結果がまとめられており、今どきのソフトウェア開発の傾向を知る良い資料となっています。
(参考)独立行政法人 情報処理推進機構
プロジェクトマネジメント協会
通称「PMI、PMI本部」(PMI:Project Management Institute)。
プロジェクトマネジメントの標準策定、資格認定などをおこなっているアメリカの非営利団体です。日本では、PMI日本支部が窓口となってます。
有名なのは、PMBOKガイド(Project Management Body of Knowledge Guide)で、プロジェクトマネジメントの標準として、世界中に広く普及している知識体系です。
そして、PMP(Project Management Professional)。PMPは、PMIが認定しているプロジェクトマネジメントに関する国際資格です。
PMBOKガイドは、知っておいて損はないですね。というか、今となってはプロジェクトマネージャーの”たしなみ”レベルかも、です。今どきはお客様にもよく理解されている方はいらっしゃいますので、知らないと相手にされないことも・・・
せっかくPMBOKガイドを勉強するなら、PMPの取得もおススメです。取得するにも維持するにもお金と手間がかかるので、万人向けではありませんが、プロジェクトマネージャーという道で生きていくなら、持っているに越したことはないと思います。
ということで、PMPを取るなら何かとお世話になる組織です。
(参考)プロジェクトマネージメント協会(Project Management Instite)
まとめ
IPAとPMI、プロジェクトマネージャーにとって、知識、データ、資格取得などなど、何かと関わりのある組織です。マネジメントで悩んだり困ったりしたとき、原点に戻る意味でこの2つのサイトを覗いてみると、答えが見つかるかも。
結局、マネジメントも基本が大事だということですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ではでは。
- YellowMagicGamer -